3日目 エトワールの凱旋門 Arc de triomphe de l'Etoire

午前中は、教授は学会に出席。私は、近場を探検。
すると、ホテルから凱旋門の方向にちょっと歩いたところに、スーパーマーケットがある。これでシャンゼリゼーまで行かなくても、食べ物が手に入る、ということだ。ラッキー…(と当時は思っていた。実はもっと近場に大きなスーパーがあった(汗)…。)

午後からは教授も少し時間があるので凱旋門とオルセー美術館に行こうということになる。

ポルテ=マイヨの地下鉄の駅
ホテルに一番近い駅

おなじみ、パリといえば凱旋門

まずは、とにもかくにも凱旋門まで歩いて行く。地下鉄の駅で2つくらい。
瑞々しい緑の街路樹につつまれて、エトワールの凱旋門が姿を現す。(パリにはこの一番有名なエトワールの凱旋門のほかにも数カ所の凱旋門があるらしい。)

とはいえ、フランス、パリといえば、コレだ。
映像や写真などでいくらでも見たことがあるはずなのに、やはり本物の威容は凄い。ずっしりとした重厚な門が、見事な彫刻で飾られている。

地下道を通って、側まで行くと、すでに凱旋門の全体は写真に撮れなくなる。で、よく見ると門の上にちらほらと人影が…。つまり上に上れるらしいのだ。


門の左足の彫刻

門の中央。中のほうまで彫刻してある。

門の右足の彫刻


入場料を払い、小さな入り口をくぐると人がひとり通れるだけの螺旋階段がある。これで上に行けということのよう。しかし、登っても登っても頂上は見えない。下を見ると怖くなるような高さまでなるが、一度も踊り場がないという始末。

こりゃ、お年寄りとかだったら上がれないよね、やっぱ海外旅行は体力勝負などといいつつ。
(一応、ハンディキャップのある人用には、エレベーターが用意されているらしい。とはいえ、かなり年配のカップルもちゃんと階段を登っていた。)

永遠に終わらないんじゃないかと思えた階段もようやく部屋にたどりつく。おみやげ物屋さんと、凱旋門に関する展示物のあるギャラリーと。ここで力尽きてひとまず休憩。たれ写真などとりつつ、自前のお茶とキャンディでひといき。

凱旋門のミニチュアとちゅうたれ


エッフェル塔を望み、
望遠鏡に馬乗りするちゅうたれ

で、元気を回復したところで、凱旋門の上に。なるほどパリ中を見渡せる景色は素晴らしい。5本の大きな道路が、この凱旋門を中心にして伸びている。

パリの街中はあまり高い建物がないので、全体的に見渡せるのもいい。

だが、それにしても、これだけ高い割に、柵があんまり高くないのは何故だろう。足がかなりすくんでしまう。実は私は少し高所恐怖のケがあるのだ。ガラスや高い柵で仕切られていれば、平気なんだけど。

カメラを構えつつも、柵にはよらないようにしつつ。ひきつる顔。


で、問題は帰りだった。
踊り場のない螺旋階段を降りていくのに、もう足はがくがくである。ああ、下を見るとくらくら。

もう二度と凱旋門には登らないぞ、と決心しながら…。私の後ろに長い列が出来ているのはわかるが、怖いもんは仕方がない。でもとにかく降りないことには、怖いのは終わらないわけで。

まったく、とにかく二度と凱旋門にだけは登らないぞ。

ルーブル方向


その6へ続く