1日目(午前) ブーローニュの森 bois de Boulogne

朝、6時30分には目が覚める。西周りの時差ぼけは、朝早く目が覚めるので、旅行には便利。夜になると眠くなっちゃうけれど。

明け方にシャワーがあったとみえて路面は濡れている。しかし、雲間から日がさしてきているから、天気は大丈夫そう。
福岡空港で買ったあんぱんとクリームパンで朝食。

ホテル内の自動販売機で買ってきたコーヒーが意外といける。ただし、砂糖をキャンセルする方法がわからないのが困りもの。

朝食の後、ブーローニュの森へ散策。緑が生き生きとしている。
しかし森は広大かつ、大きな高速道路にとりまかれていて、目の前に見えているのだが、なかなかに行き着けない。

ブーローニュの森

森の入り口のオブジェ

やっと入り口に辿り着くと、小さな子供用の汽車がある。中に小さな動物園兼遊園地があるらしい。森といっても、巨大な公園といった感じだ。自然林の松林が曲がらずまっすぐに伸びていたのが、面白い。

中には広い池があるみたいだが、広大すぎて、探索するのも一苦労。湖があるはずなのだが、そこまで行き着けずにリタイヤ。

午後にはベルサイユ宮殿ツアーに参加するつもりなので、あまり午前中をガンバルのは考え物なので、適当に切り上げてホテルに帰る。

それと、花の開花の季節なのか、花びらと花粉がアレルギー体質にはちょっとつらい。


昼食は近くのレストランに。昨晩、ひとがたくさん並んでいたレストランがあったので、そこに行ってみた。店に入ると急な階段を上った2階に通される。かなり狭い中に、押し込められる。そして、いきなりフランス語でなにかを尋ねられるが、もちろん、応答できず。英語でメニューを見せて下さいというと、「ない」と言われる。どうもメニューはただ一種類。肉の焼き方だけを尋ねられているようだ。

有無を言わさず、サラダが運ばれてくる。飲み物はいろいろとあるようなので、ひとまず無難にグラスワインの赤。周りを見ていると、サラダと子牛らしいステーキに、ポテトのフライがついているみたいだ。こちらにしては、結構量は少なめと油断して、運ばれてきたパンに手をつけて、ワインを飲む。

まっすぐに生える松


美味しくてボリュームたっぷりのレストラン

隣の席では、お肉のお代わりをしている様子。珍しいなあと思っているところへ、私たちの分のお肉が運ばれてくる。なかなかのお味。あっさりとした子牛肉にちょっとクセのあるグリーンソースが美味しい。

残ったパンにこのグリーンソースをつけるとさらに。うんうん、満足といっていると、なんとこちらのほうにも、お肉のお代わりがやってくる。こ、これは肉の替え玉なのか?

一度に皿に載せると冷えてまずくなるからという配慮のようで、肉は2回にわけて盛るらしい。ついでに付け合わせのポテトも。おまけにパンを食べ終わっていた私たちにはパンのおかわりまで。


圧倒的な量に目を丸くはしたが、ここで負けてはこれからの体力勝負には勝てない。全部平らげることにする。いや、美味しいので、食べられちゃうのだ。

となりの席ではさらにデザートを頼んでいたが、さすがにそれは入らないので。満足して店を出ることに。
なるほど、たくさんレストランがある中をここだけ人が並んでいるのも頷ける味とボリュームだった。

さあ、昼からのベルサイユに備えて、体力ばっちりである。

花をかきわけ匍匐前進中のあさたれ

その3へ続く