パリ到着まで

機内でふんぞりかえるおおたれ家長

花の都パリである。
実は2年前にフランスはディジョン(ブルゴーニュ)には行った際、パリは通過はしている。そのときは数時間しかなくて、ルーブル美術館をちょっとだけ覗いたのみ。だから、ルーブルへゆっくり行けるだけでも、うれしい。

あいにくなことに、配偶者の会議はゴールデンウィークのど真ん中にぶち当たってしまった。そのため航空機がとれず、KLAのビジネスクラスで行くことに。福岡の場合、韓国のイーチョン空港に行くのも、関空や成田に行くのもあまり変わらないのでKLAは大変便利であることだし。


韓国の新空港、イーチョンは完全にアメリカ型の空港に整備されている。関空と同じく、シャルルドゴール空港とよく似ている。通路の広さもアメリカの空港なみ。こりゃ、ハブ空港として負けるわけね。

せっかくなので、ビジネスクラス用のラウンジへ。ラウンジはとても広く、快適。インターネットへの接続の機器なども揃っているが、当然のことながら、ハングル表示。サイトによっては文字化けしてしまうので、ちょっと遊んで終える。うーん、こちら韓国ですとの書き込みをしたかったところだが…残念。

以前乗ったときと同様、ビジネスクラスでの旅はとても快適。
ただし、昨今のテロ対策なのだろう。使用されるナイフがすべてプラスチックになっていたり、果物を目の前で剥いてくれるサービスなどが省略されていた。
まあ、少々過剰気味のサービスはなくてもかまわない。

滞在したホテル=メリディアン


部屋でくつろぐおおたれ

機内のサービスも申し分ないところなのだが、マッハの速さで、飲み物を下げてしまうのには、参ってしまう。

その割には、新しくは飲み物を持ってきてくれない。
機内の乾燥は厳しく、私は常に水分を採っていないと苦しい。仕方がないので温存していた日本で買ったお茶のペットボトルを取り出したのだが、それまで下げられそうになって苦笑する。

とはいえ、12時間のフライトもいつもよりは楽にこなすことができて、無事シャルルドゴール空港へと到着する。あらかじめ調べていた気温で、かなり寒いと覚悟していたが、それほどでもない。

タクシー乗り場を探してうろうろする。フランスのタクシーは日本と同様に車の上にTAXIの電灯をのっけているので探しやすい。


パリは夏時間なので、ついたのは7時すぎているが、まだうっすらと明るい。 
風をさわやかに思える程度の気温。

会議場の側のホテル。ダウンタウンど真ん中というほどではないにしろ、パリ市内の中で、凱旋門まで歩いていける。ブーローニュの森もほんの近く。地下鉄の駅は、ポルテ=マイヨ。パリ市内はメトロが発達しているので、これでどこでも行ける。

ロビーに探検のあさたれ


会議会場

宵っ張りのパリの街。たくさんのレストランが軒をならべて、カニや牡蛎を店の外に並べている。
残念ながら、ちょっと鮮度のほうが問題ありそうで、少し磯っぽい匂い強い。食指は動かず。

飛行機の中で、すでにお腹いっぱい食べてしまっていることもあり、あまり食欲もないので、一番カジュアルそうなレストランに入って、サラダとムール貝のワイン蒸し。

サラダはなかなかだが、ムールはちょっと痩せていて、泥臭さが抜けていない。
このお店は英語メニューもあり、給仕さんも完全に英語対応なので、会議出席者とおぼしきアメリカ人がたくさんいる。

とにかく疲れがでて、そのままバタン。


その2へ続く