第五章 植物園のはり〜・ぽったれ2
植物園の住人たち
植物園には、いろんな動物がいます。ぬくぬくと手厚く保護されているのでしょう。まったく人間を怖れません。カメラを向けても意に介さず、ゆっくり、のんびり、のびのびと生活しています。撮影のしやすいこと!
どっちかっていうと、人間のほうが、遠慮しながら植物園を見せていただく、というポジションなのでしょう。

人がいても平気で食べ続けるリス。
リス自体は珍しくはないけれど(アメリカの大学ではよく見かける)、ここまで大胆なヤツは初めて。
「はぐはぐはぐ。この花、うますぎ。はぐはぐはぐ。」

木彫りなんじゃないかと思うくらい動かない鴨。
でもデコイじゃないです。本物です。
「フォトジェニックだから、ちゃんと撮りなさいよね。ぐぁー」

数羽で、羽根をふくらませてひなたぼっこ。
午後の狩りに備えてるんですかねえ?
「フー。文句あるか、ゴラァ?」

川には優雅にたゆたう白鳥もいます。
「ツン。気安く声をかけないでくださる?」

つないであるのは「バント」(平底の船)。一般にも借りることができるらしい。
漕ぎ手を雇って優雅にオックスフォード市内を行くことができるとか。


温室

植物園には立派な温室が備えられていて、イギリスの気候では育ちにくい亜熱帯や熱帯の植物も栽培されている。とにかく、見たこともないような植物が一杯で、飽きさせません。


これが温室への入口。
外見は優雅ですが、その施設はよく整備されています。

中に入るとまるで南国。
温度も湿度も高いです。
カメラが曇ります。


通路を覆う蔓。
ここも植物が主人公。

食虫植物のウツボノカヅラ。
てゆーか巨大かつ凶暴そうです。
これの他にも、食虫植物はたくさんありました。

なんか、食虫植物って、魅かれます。
怪しい形状といい、その生き方といい。

でっかいアロエベラ。
ちくちくが痛そうです。

まるで作り物のような大バス(奧)
水に浮くために端っこがカールしてます。

おおたれなら、あの大バスの上に乗れるんじゃない?
「遠慮するでし…(怖)」

その6に続く