第一章 はり〜・ぽったれのロンドン到着

ロンドン到着
世界に冠たる大英帝国の首都ロンドン。「ロンドンに退屈した人間は、人生に退屈したも同然」などと言われる都市。といっても、今回の私たちの行き先はオックスフォードなので、ロンドンは行きと帰りの1日づつの滞在しかない。ゆっくりとしたロンドン見物は、また次の機会に。
滞在は The Hyde Hotel。ホテル代がバカ高いロンドンでは、かなりリーズナブルなホテルといえます。日本からも直接予約できるみたいだし。なにより、ロケーションが、よい。パディントン駅に歩いて3分です。ロンドン市内を観光にはなにより地下鉄で移動なので、駅に近いことは一番ありがたかったです。

これがロンドン名物のブラックキャブ。
ブラックキャブの運転手になるためには、
試験に受からなければならないとか。
キングスイングリッシュで、有能な運転手さんたち。
それでもThe Hyde Hotelはとても小さいので、
地図を見ながら見つけるのに苦労していました。
方向音痴の私たちだけで行ったら、
大きな荷物を抱えたまま遭難していたかも。
これがThe Hyde Hotel。
看板がなければ、ただの民家のアパートにしか見えません。
最初に泊まった部屋は、かなり小さかったです。

これがパディントン駅。幾つもの路線がこの駅で交わるので、
本当に便利です。
これは地下鉄のターミナル。
郊外へ向かう鉄道のターミナル。寿司バーがありました。
ロンドンでは寿司バーが大流行。
でもかなりのお値段なのですが…(^^;;


大英博物館(The British Museum)
ロンドンには夕方まで滞在できるので、ホテルの簡単な朝食(ビュッフェスタイルのコンチネンタルなので、パンとオレンジジュースと紅茶だけ)を食べながら、地図と観光ガイドを見て行き先を決め、乗っていく地下鉄の路線を決めました。(The Hyde Hotelの飲み放題の紅茶は本当に美味しかった。この先、このように美味しい紅茶は飲めませんでした。)網の目のように張り巡らされた地下鉄網だが、わりとシステマティックで、地図で方針さえたてておけば、観光客にでも乗りこなせる。東京や関西と比較すればシンプルなものです。

さて、その日の行き先は、堅実なところで、まずは大英博物館。
大英博物館。ルーブル美術館やメトロポリタン美術館等と並び、世界的に有名なミュージアムです。
ところで、英語で言えばmuseumという一つの単語ですが、大英博物館は博物館、ルーブルは美術館と訳しています。この訳をあてた人はよく見えている。
大英博物館もルーブルも、置いているものは美術品ですが、その置き方が違う。大英博物館では大英帝国が諸外国が蒐集した事物を分類し、ラベルを貼り、保管する、場所でした。「芸術」に重きをおいたルーブルとは違っていて、そこらへんは大変イギリスらしい。短い時間しか閲覧できませんでしたが、それだけは強く感じました。
(ところで、大英博物館のサイトでは、写真撮影は禁止と書いてありますが、私が行った時は現場では三脚やフラッシュ撮影でなければOKでした。あれから変わったかもしれません。)


ここが大英博物館入口。なんと入場料は無料。ただしドネーションがエチケット。

真ん中にミュージアムショップのあるグレートコート。
ここを中心に展示室が取り囲むようになっています。

特別展示はアフリカ展。

これらの像はすべて、
アフリカで回収された銃の部品でできています。
内戦続きのアフリカ諸国の現状を表してるようです。
錆びた銃の鳥が訴えかける、
終わらない戦争と愚行と悲惨な現状。

インドネシアのガルーダ。
なんだか日本のからす天狗に似ていませんか?

ロゼッタストーン。
ヒエログラフ解読の貴重なキーストーンです。
3種類の言語で同じことが書いてあります。
これのおかげで、象形文字が解読できました。

おなじみイースター島のモアイモアイ
なんとなく気押され気味のあさたれ。
戦略的撤退のポーズ。

エジプトのファラオ像。
端正な顔がきれいです。
こういう書斎、欲しいです。
大量の本に囲まれて。フィギュアもきれいに飾って(誤)

海洋堂大英博物館フィギュア。
ショップにどーん!と置いてありました。

大英博物館に行った後、チケット屋さんで、「オペラ座の怪人」を予約。せっかくロンドンに滞在できるのです。やっぱり、ロンドンに来た以上はミュージカルが見たい。一週間後にロンドンに戻ってくるので、その晩のチケットです。予約の金額は、目の玉が飛び出るくらいのお値段ですが、金曜日なので仕方のないところ。劇場の場所などを確認してから、パディントンにもどり、オックスフォードへの列車に乗りました。

さて、ハリー・ポッターの物語に従えば、ホグワーツ魔法学校への道はパディントンからではなく、キングスクロス駅からです。キングスクロスの駅には、秘密のプラットフォーム9と3/4が実際に作られていて、魔法の能力さえあれば、魔法学校へ行くことができます。私たちも「たれ」のお陰で、この通路を通って、「賢者の街」へと行くことができました(嘘)


ここがキングスクロス駅のプラットフォーム9と3/4です。
ちゃんとハリーが使ったカートが残っています。
半分向こう側にいっているようです。
こういうのが実際にあるって、イギリス人も洒落てるよね。

ちゅうたれくんならば、ここから楽勝で入れるそうです。
さすがたれぱんだ。

いってきますでし
魔法の訓練をするでし。」

で、ここが「賢者の街」へのプラットフォーム(嘘)
魔法学校行きの列車。

その2に続く