第二章 はり〜・ぽったれ、オックスフォードへ
オックスフォードへ
ロンドンからオックスフォードは、鉄道で一時間。
せっかくなので、ファーストクラスに乗って、一時間の旅を楽しみました。車窓から、ロンドン郊外の田園風景、小説「嵐が丘」のヒースの荒野のような風景。

これがオックスフォード駅。
イギリスの列車も、カラフル。
ファーストクラス車両。
残念ながらコンパートメントでありません。


クイーンズカレッジ
オックスフォードは、街全体が大学みたいなもの。アメリカや日本の大学とは、システムがかなり違っていて、カレッジと呼ばれる学部の集合体でできています。これらは全寮制で、学生はそれぞれのカレッジに所属しています。
今回、ゴードン会議があるのはクイーンズカレッジ。この時期、学生は長い夏休みで出ているので、その間を会議や語学研修などに開放するのです。


ここが滞在したクイーンズカレッジ。
11世紀に女王によって建てられたので、この名称がついています。
由緒正しきカレッジの中でも、かなり古いものの一つ。

ここが中庭です。
この中庭でポスターセッションをしてました。

中庭から聖堂を通って、ドミトリーに入ります。
通常の観光客が入れるのはここまで。

こちらがドミトリー。この2階に滞在しました。
ドミトリーは18世紀に建てられたのだとか…。

これがドミトリーの部屋。
通常はバスなしなのですが、
夫婦だったのでシャワーブースがついた贅沢な部屋でした。

さすが18世紀の建物。床は斜めになっているし、
ぎしぎしとなります。


ツインベットなのですが、もう一つ
小部屋がエクストラでありました。
「はりー・ぽったれと秘密の小部屋」です。
ここもベットが微妙に斜めに歪んでます。
この部屋で寝ていたら、首を痛めました。

びっくりしたのがこの食堂。
聖堂を利用した長いテーブルにみんなでつき、
サーブを受けます。
ここで、毎日三食食べました。

豪華な肖像画がたくさん飾られています。
 右上のがここを創立した女王様の肖像とか
この食事風景、なにかに似ていると思ったら、
映画ハリー・ポッターの場面でした。

これがお昼ご飯。サラダは自分でよそいます。
緊張して、なかなか取りにくい。

朝食の写真を撮り損ねていますが、
正統派イングリッシュブレックファーストでした。
朝からボリュームたっぷり。
でも、何故か、紅茶よりコーヒーが美味しいの。イギリスなのに。

最後の日のディナー。鶏の丸焼きでした(笑)。
ベビーチキンという小型だけど、一人一匹という迫力。
をいをい、という感じ。

食器にクイーンズカレッジの紋章がついています。

デザートはクレームブリュレでした。
これはとても美味しかった。

普段のドミトリーの食事は比較的あっさりとしていて、味付けもシンプルなものが多かったので、私には美味しかったです。ただ、日本人以外には、ちょっとあっさりしすぎていて、不評、かな。オーストリアから来た教授は「日本食みたいだね」と苦笑していました。
朝食は毎日、正統派イングリッシュブレックファースト。ハムやソーセージに玉子料理、豆の煮たものにトマトソースと、薄いトースト、果物など。ボリュームたっぷりで美味しかったです。不思議と紅茶が美味しくなくて、コーヒーのほうが美味しかった。イギリスとはいえ、外国人の多いオックスフォードはコーヒー文化なのでしょうか?(外国人留学生が70%)
ちょっとお行儀は悪いけれど、オレンジを貰っておいて、後からおやつに食べたりしました。

朝食以外すべてサーブのついた着席式なので、かなり堅苦しくて、結局オックスフォードでは、レストランもパブも行く自由がなかったのが残念。この夕食を食べた後、パブでも食べている猛者はいたそうですが…。

その3に続く