二日目(後半 自由という名のアクアリウム)

船を下りたところで、今度は水族館Audubon Aquarium of the Americaへ。
夕方からのミキサーではこの水族館であるので、これまた下調べも兼ねて。アメリカ水族館というでっかい名称は伊達ではない。水のトンネルをくぐると、巨大な水族館の中は北米南米の各地から集められた各種の珍しい水棲動物が一杯だ。

ブースは、カリブ珊瑚礁、メキシコ湾、アマゾン熱帯雨林、ミシシッピ川など生息する南北のアメリカの地方にわかれている。特にカエルやクラゲが他種類揃えられているし、ミシシッピの側にあるだけにワニもたくさんいる。



いいかい、あさたれ。
ここにいる魚は観賞用であって
食べ物じゃないんだよ。
かぶりついちゃだめだよ。




締め切り前のクリエイターの皆様、
さあ、ごいっしょに。

「白いワニがくるよおおおおおおおおおおお。」

中には珍しい白いワニがいる。思わず、白いワニなら江口寿史だろ、と思うんだが…こういうコトが通じる人が周りには誰もいない。悲しい。
でも、本当にワニの白子(アルビノ)っているんだねえ。とても作り物めいている。
この昼間、ワニだからちっとも動かないわけだが…。いやー怠惰そうだ。他人とは思えないね。


水槽の内側に潜り込むことができるドーナツ状水槽に「たれ」をもって入り込み撮影。日本の恥をふりまいたりする。
天下の往来なので、みんなから笑われているのはわかるし…(^^;;;

アマゾン熱帯雨林ブースでは、水槽ばかりかちゃんと植生まで熱帯雨林風になっている。さすがアメリカ水族館、かなり大がかりな設備である。

柵すらないので、つくりものとばかり思っていた派手な鸚鵡が本物。突然動いてくれるもんだから、思わず悲鳴をあげてしまったり…。色の鮮やかな鳥は、苦手なんだよなあ。



内側が空洞の水槽
下からもぐって中にはいれる。
こうやって、アメリカで恥をさらす…。(決死)

通行人がみんな笑ってました。




あさは平気そうです。



熱帯雨林ブース。
偽物とばかり思って近づいたら
本物の鸚鵡でした。
思わず悲鳴をあげてしまった。





お父さんが真剣にウニについて子供に教えています。
ウニ原理主義なのでしょうか?



着ぐるみおおたれ
オットセイが似合ってます。




小さな写真なのでさらにわかりにくいが、
少し半透明になっているのが
タツノオトシゴ。

ちゃんと一区画専門に用意されたタツノオトシゴコーナーでは、まるっきり海藻にしか見えないタツノオトシゴにはびっくり。こういう環境を模倣して隠れる生き物はたくさんいるけれど、芸術的なほどのニセモノぶり。
それにしても、たまたまこのように模倣したものだけが生き残った進化の結果とはいえ、いつ見ても不思議だよなあ。

クラゲのコーナーはそれぞれ幻想的で美しい。夢のようなクラゲがたくさん。こいつに刺されるのはイヤだけど、ガラスケースに入っているのはいつまでも眺めていたい気分である。

水族館を出た後は、路面電車でフレンチマーケットへ。
マーケットとだから、農産物や日用品はおいてあるが、観光用という感じ。値段も地元のスーパーマーケットなどと比較すればかなりお高い。適当に流していると、すでに配偶者は暑さのためによれよれに。すでに観光どころではない様子。

「まあ、お昼でも食べて、夕方に備えましょう。」という話になって、ガイドブックを参考にレストランへ。ここでもやっぱり食べるのはシーフードガンボ。暑い中元気出すのはこれしかない。なるほど、理にかなった料理なんだねえ。



きれいなクラゲとおおたれ。



食べ物を配っている。
夜の水族館は、また別世界の雰囲気。

一端、ホテルにもどり、シャワーを浴びて、着替え、元気を出してミキサーである。

博物館や水族館といった公的な場所を夜間パーティの会場にする、というのはアメリカではよくある。シアトルでは航空博物館でパーティだったし。
そういえば「スパイダーマン2」でもプラネテリウムでパーティをやっていたなぁ。

それでも、どこか水族館の中の部屋の中でパーティかと思いきや、本当に展示室の中。まずはチケットと交換で飲み物を貰い、展示物を見ながら歩くとそこここに料理を貰えるブースがあるので、食べ物を貰う。

(なお、飲み物チケットはお一人様二枚限り。それ以上飲みたい場合はキャッシュオンデリバリー。)

一番始めにあったローストビーフのコーナーで、、何故か私だけが超大きなローストビーフの固まりをらったのだが…、なんと固すぎてプラスチックのフォークが砕けるという羽目に(くすん)。

まあ、食べ物をゆっくり楽しむというよりは夜の水族館の雰囲気を楽しむのが主目的。昼間とはまた違う趣で、水槽の色が照明で光る様子は、なかなかの見物。昼間に比較すればはるかに見ている人数も少ないので、人混みにももまれず涼しく中を閲覧できるし。

もっとも、魚たちにとっちゃうるさくてえらい迷惑かもしれないけどね。



水族館の一角で、演奏するバンドのおじさんたち

その4へ続く