一日目(前半 快楽という名のリバーフロント)


泊まったシェラトンホテル。
巨大過ぎて、1ブロック離れないと写真にとれない。
おもいっきり観光ズレした土産物屋さんだが…
ペリエを買ったら、輸入品だから高いがいいのか?と尋ねてくれるくらい親切だった

朝、ジェットラグでさっさと目が覚める。まあ、じたばたしても仕方がないので、お風呂を。半身浴で、体調を整えておく。旅行の時はこれが基本。これからたくさん歩くのだから、腰と足の調子を整えておかねば。もっとも水音で配偶者を起こしてしまったらしく、ちょっと反省。

さて、今日は夕方からミキサーがあるものの、配偶者の貴重な観光日。まずは、ニューオリンズの街に慣れようということで。
ホテルで会議のレジストレーションなどを行い、日本から来た研究室の面々にも挨拶。彼らはお昼から「Swanp(沼)ツアー」に行くらしい。ミシシッピ周辺の沼沢地をボートで行って、ワニを抱くツアーなんだそうだ。私もちょいと興味があるが、配偶者が首をたてに振らない。「沼地へ行くツアーは暑そうなのでパス!」と宣言される。相変わらず暑さには弱い御方である。

日本を出るときは梅雨の終わりだったので、わりと肌寒かったのだ。ニューオリンズのいきなりの直射日光はまあ、確かにこたえる。

そこでまずは、ミシシッピ川を拝みにホテルの部屋から見える港のほうへ。各種の川下り船がでてたり、リバーフロントモールがある。
ホテルの部屋から豪華客船が見えていて、ちょっと見てみたいし。

モールの入り口でとりあえずは川下りの船のクルーズのチケットを買う。バドルホイール(水車)つきの船は、エクスカーションで乗ることが決まっているので、お値段リーズナブルな羽根なしのに。ちっ。



リバーサイドのビジネスディスクトリクト。
ホテルの部屋から撮影。
せっかく持っていったワイドコンバーターを使ったのは
この一枚だけ。
巨大な豪華客船が停泊しているけどわかりにくいね。




豪華客船の側まで寄った写真。
かっちょよかったです。



豪華客船の側まで寄った写真。
(これはクルーズの時に撮影)


クルーズ船の出発までには、まだ時間があったので、まずはモールの中へ。といってもこの時間、モールの中のお店は開いていない。(日曜日は11時からの開店。)
少しだけ中を巡り、写真を撮影。

後はノーリンズ名物チコリ入りのカフェオレベニエ(あげパン)を食べて一休み。これは、日本でもダスキンがフランチャイズしていて食べることができる。確か何年かまえに、福岡でも食べて美味しかった記憶があるのだ。(残念ながら福岡のベイサイドプレイス店は閉店している。)

記憶にあるとおりチコリ入りのコーヒーも美味しいし、ペニエはふわふわで配偶者と半分にしても食べきれないくらい大きい。さすがアメリカバージョン。ただし、大量に振りかけられた粉砂糖をこぼさずに食べるのは至難の業。口の周りを粉だらけにしつつ食べざるをえない。見るとどこのテーブルも砂糖が散らかっているので、それをウェイターががんがん水ぶきしている。うーん、お疲れ様。



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リバーフロント(モール)の中。
お店のほとんどが開いていないので人通りがない。



カフェは開いていた。
ベニエ、美味しいでしよ





モールの前は噴水の公園。
ここは再開発されたばかりのよう。

暢気にカフェで食べていると、川下りの船の出航時間直前に。すぐそばから出航するかと思いきや、船はもうちょっと先。慌てて走って船に乗り込むが…なにかおかしい。切符をチェックする場所がないのだ。
それに、フェリーのように車を置くスペースが沢山ある。……あれ?
結論から言うと、これは対岸に渡る無料フェリー。私たちは完全に間違えて乗っていたのだ。慌てて飛び降り、さらに向こうに停泊している船に走る。こんな場所で走るのはかなり恥ずかしいが、出航におくれたらチケットはおじゃんだ。
汗みずくになりながら、必死で走る。


で、ギリギリセーフでなんとか乗り込むことができた。とりあえず、キャビンの冷たい冷房が心地よい。冷房に慣れてしまうと外に出られないのが難点か…。
時間がなかったので、船の外観を撮影することもなかったし。

まあ、この暑い中をずっと歩き回るとエネルギーが切れるので、適当に、適当に。


船のキャビンの中。
外とは別世界に涼しい



多分軍事用?

ミシシッピの流れの水は濁っている。緑とも茶色ともつかぬような。季節の関係があるのか。両岸をカーゴ(貨物船)が行き交う。面白いのは、カーゴの動力船は最後尾についていること。前方から牽引するのではなく、後ろから押すような形になっているのだ。
五大湖からメキシコ湾を結ぶこのラインは、アメリカの大動脈の一つ。その割りには、川幅はそれほど広くないけれど。川の途中には、メキシコ湾へのショートカットとなる運河もあったり。
両岸は沼地。ドックには、各国の船籍を持つ船たちが入っている。
あ、もちろん、軍事用の艦もありました。

なんだか、キャビンで涼むのが目的のような、ショートクルージングだったけれど、まあ、暑いので、今日は仕方がないところ。
まあ、これは正式なエクスカーションでのクルーズの前の様子見だから…、ということで。



。船でも家長?のおおたれくん。
船長じゃないの?

その3へ続く