迷宮都市ミラノ ブレラ絵画館(Pinacoteca di Brera) ミキサーの時に知り合いになったさる教授夫人とブレラ絵画館(Pinacoteca di Brera)へごいっしょすることになりました。私たちのほうが先についていたので、私が案内役ということに。
ものすごい方向音痴に見知らぬ場所を案内させるのだから、当然の帰結として迷いました。「地図上でいけば昨日行ったボルディ・ペッツォーリ美術館からさほど遠くはない。コンパスも地図も持った。楽勝よね」って思ったのもつかのま。ミラノではほとんどコンパスが役に立たないことを思い知らされました。ミラノはデュオーモを中心に放射線状に道が延びているので、ほんの一筋道を間違えるだけで方向がぐるんぐるん変わるのです。街並みはとにかく似たような建物が多いし…。また、持ってきたガイドブックの地図には細かい路地の名前が出てないので、わけがわからなくなるし。
もひとつおまけに、怖ろしいことにブレラ絵画館という看板が外に出てないのです。(パリだって、ロンドンだって、いやオックスフォードだって、街には方向を指し示す支持板があったし、建物の前には看板くらいありました。)ミラノにそういう親切を求めてはいけません。
さらに、ブレラ絵画館は美術学校の上にあるので、ブレラ絵画館そのものの入口がわからず建物の中ですら迷う羽目に…。調子悪っ(目そらし。)