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ロイドホテルの朝とスカラ座の夜

ロイドホテルで朝食を
ヨーロッパのホテルはバイキングスタイルの朝食がついていることが多いです。滞在したロイドホテルもそう。ロイドホテルは中堅クラスのホテルなので、ヨーロッパ系団体観光客が多いらしく、朝のレストランは満杯。
飲み物をサーブしてくれるおじさんがとても面白かったです。挨拶しても返してくれないし、にこりともしない愛想の悪さですが、結構仕事熱心。大勢の団体客の間をくるくると回って、珈琲をサーブしています。そしてお客が少なくなると手持ちぶたさになるのか、レストラン中を早足で歩き回ってます。
席につくと最初に飲み物の数を「Cafe?Due?」とぶっきらぼうに訊いてきます。我々は一生懸命慣れないイタリア語を使って「でゅーえ、ぺるふぁぼーれ!」って答えていましたが…。ドイツ人の団体は「Zwei!」で軽くすませ、ドイツ人の団体が行ってしまってイギリス人の団体になると「Two」と頑固に答えてます。うーん、我々も大和民族として「二つで十分ですよ。勘弁してくださいよ。」と答えるべきだったんだろうか?
珈琲はもちろん濃いイタリアンスタイル。これにミルクを入れて飲みます。普段はストレートで飲む私ですが、ヨーロッパの珈琲は絶対にミルクを入れたほうが美味しいです。手でさわれそうなコクと香り。パンもハムもどれも美味しい。イタリアの朝は、この珈琲とチョコクロワッサンそうだけど、それはさすがに胃にもたれるのでパス。(でも一回だけ挑戦しました。)

豪華な建築物が多い中、なんてことない建物ですが…
これがかの名高きミラノ・スカラ座です。

日本からネットで券を購入しようとしましたが、
日本にいる時点では売り切れでした。

スカラ座のスケジュール。

ボルディ・ペッツォーリ美術館(Museo Poldi-Pezzoli)
美術の国、イタリア。ミラノにも山のように美術館があり、私にとっては宝の山。まずは地図の上で分かり易かったガッレリアの近くのボルディ・ペッツォーリ美術館(Museo Poldi-Pezzoli)へ。(ここへは迷うことなく辿り着きました。)ミラノの貴族、ジャン・ジャコモ・ボルティ・ベッツォーリの個人収集品を私邸に展示した落ち着いた美術館です。施設としてはきちっとしているので、シーズンには観光客がたくさん来るのかもしれませんが、館内はとても静かで、誰もおらず、まるでこの私邸の主人になった気分で、収蔵品の数々を見ることができました。


貴族の屋敷らしく、門ががっしりと。
中には優雅な建物が居を構えています。


ポセイドンが口から水を吐いている泉があり…
(あさたれもいますが。)

その横の階段を登っていくと展示室が。

なにげなく飾られている
絵の一点一点のレベルが非常に高い一級品です

これが個人の収蔵品であるところが、
ヨーロッパのすごいところかも。

ポッライウォーロ作「若い貴婦人の肖像」
これがここの目玉です。
中世イタリアの貴婦人の複雑に結って
宝石を散らした髪型。
端正な横顔。

「黒の部屋」
黒っぽい家具や大理石のテーブル。
主人の趣味のよさが偲ばれる部屋です。

フォッヴァ作の聖母
これも、聖母の気品ある表情がいいです。

スカラ座で歌劇を
スカラ座(Teatro alla Scala)
でのオペラ観賞は、日本を出るときはチケットがとれていないので諦めていたのですが、なんと会議主催者が用意したチケットがまだ売れ残っているとか!(実は会議のほうで前々からチケットをおさえていたのを気付いてなかったのです。国際会議のサイトはちゃんと読みましょう>自分。)
こんな機会はめったにないので、と、配偶者に頼み込んで、オペラの券を購入しました。

出し物は歌劇「Dido and Aeneas」(Henry Purcell )カルタゴの女王ディドとトロイの王子エアネスの悲恋物語。歌は英語でしたが、内容はほとんど掴めませんでした。(こういうのは下調べしておかないとね。)
おまけにかなり現代的で斬新な演出で、バレエが随所に使われてます。(バレエといってもかなり肉体派な踊り)。配偶者はバレエダンサーの汗が散るのが見えたとか…。筋肉の動きの美しさだけで魅せる演出でした。
とはいえ、コーラスの美しさ、演奏の響きのよさが素晴らしかったことは言うまでもありません。。


スカラ座に入っていく人たちは綺麗にドレスアップしています。
バンケット用のドレスしかなかったのはまずかった。

夜のガッレリアも人が一杯です。

オペラがはねた後、ミラノの街は土砂降りでした。
おまけに雷まで鳴っていて。
劇中でも稲妻が走るシーンがあったので、不思議なシンクロニティ。
デュオーモの夜景が撮れたのはラッキーでした。