唐津くんち宵山

おまつりにいくでし?

奇妙愛博士んところのOたれちゃんと兄弟のおまつりたれがうちにもいる。うちでは単純に「まつり」と呼んでいる。ちょっと出ているお腹がぷりちーなたれ。

せっかく秋祭りのシーズンなので、まつりたれを連れ、笛や鉦の音に誘われて、「唐津」に行ってきた。

佐賀県唐津市。福岡市の西の端っこの私の自宅からJRで一時間くらい。唐津くんちは全国的に有名なおまつりだ。唐津の観光の目玉とも言える漆塗りの曳山が、市内を走り回る勇壮なお祭り。


その前夜祭ともいえる宵山に。
夕方の5時に家をちょいとでて見に行くんだから、気軽といえば、気軽。JRは乗り換えもないし。

かなりお客が多いことを覚悟していたのだが、夕方に福岡から見に行く人間はあまりおらず。唐津駅の近くになってから、どっと人が乗り込んできた。

ということで、唐津の駅前では、お囃子の音も賑やかに、祭気分が高まってきた。宵山は7時から出発だ。

地下鉄の中でも教授はお仕事。遊んでほしいでしのに。


夜に浮かび上がる曳山

夕飯前で、お腹も空いていたので、たこ焼きをほうばりつつ見たのが、この「鬼の兜」の出発するところ。

曳山はそれぞれを出発し、順番を整えながら、街を練り歩くらしい。

つるべ落としの秋の日に、すっかり暗くなった辺り。提灯に灯りがともり、漆塗りの面を赤くきわだたせる。

笛や鉦のお囃子とともに、エンヤーっというかけ声ととにも山が動き出す。

これだけ大きなものだが、走りだすと速い。大勢の曳子さんたちが前後をかけ声と共に走っていく。

狭い路地をギリギリでくるりと鮮やかにターンする姿が、信じられないくらいかっこいい。電柱が張り出して、車一台が通るのがやっとの路地だ。技術である。思わず観客から感嘆の声が漏れる。


いよいよ出発

後ろ姿、前後に揺らしながら走ります。



煽り役のお兄さん


くるりとターンして曲がる。

その2へ続く