たれぱんだとハワイアンなレポートその1

 ハワイ行きの用意をいつまでもやっていない私を横目に教授はすでにパッキング中である。ふと、パソコンのモニターから目を離し、パッキング後(私の荷物はまだ入っていない)トランクをを見ると……写真の通りである。たれぱんだのぬいぐるみばかりがトランクを陣取ってどうする。もう!
ああ、またお前たちついて来る気なんだな。
「でし〜」(全員合唱)
とりあえず、大きなたれぱんだから取り除くことに。(と思っていたら、最終的にとくたれふくたれはラップトップパソコンのショックアブソーバーとしてついてくることに…。つまりこの写真よりも増えたわけだね…呆)私の荷物はどこに入れればいいのだ!

トランクに巣くうたれども


 

ホテルシェラトン・ワイキキ

さてさて、そんなすったもんだ5年ぶりのハワイである。(教授は去年もいったけどさ)
ハワイ到着は午前6時の早朝。まだ夜も明けていない。これからホテルにチェックインできるまで約5時間…。
 ハワイで何がたいへんといってこのチェックインできるまでの時間を休めないことだ。6時間飛行機に閉じこめられた末に、足を延ばす場所もなく、眠くて仕方がない状態で待たないといけないのだ。(私たちのホテルは午後1時にチェックインができたが、場所によっては午後3時というのもある。)タフなひとたちはこの間に市内観光にでかけてはいるが、そのような余力はないし。
 これを快適に乗り切るためにはアーリーチェックインという方法があるが、要するに前の日から余分な日数ホテルを押さえておくことであり、かなりな金額の負担になってしまう。
 帰ってしまえば、このチェックイン待ちのつらさは忘れているので、次のハワイではやはりこの待ち時間再び、になっちゃうんだよね。
 ホテルロビーはチェックイン待ちの日本人がうつらうつらしながらごろごろしている。ちょっとみっともないかも。(汗)

だからハネムーンナーにはアーリーチェックインをお奨めする。


 そうやってやっとの思いでチェックインすれば、さすがはハワイ、ひろびろとした部屋!

 で、早速のお昼寝。目覚めたときには、ホテルの側で演奏されるけだるなハワイアン。このときばかりは来て良かったという気分になる。(ここでチェックインまでのたいへんさをきれいさっぱり忘れる。すばらしい記憶能力である。)

 しかし、さすがに疲れがとれない。それに翌日教授が発表をひかえているので、レストランに行くのも億劫。したがって、ルームサービスで食事。

 アメリカでは決してはずれが少ないハンバーガー。たとえルームサービスでも美味しいものがでてくる。

ダイヤモンドヘッドを前にして


 

23階の部屋から

ところが、部屋に出し忘れていた「たれども」をルームサービスを持ってきたおっちゃんに見られてしまう。

「日本から持ってきたのか?」
と驚きの表情。それはそうだよねー。おっちゃんは「えさをやるの忘れるなよ〜」の一声を残して去っていく。ヘンな日本人は見飽きてはいるだろうが、それでもこういう経験ははじめて?←そりゃーはじめてだろう


2日目

 発表のある教授は講演の練習のために忙しいので、私はとにかく散歩にでかける。

 まずはアラモアナのショッピングセンターまで歩く。朝結構早くにホテルの部屋をでたのだが、すでにお日様はカンカンである。日の光の強さがとにかく違う。

 冬の日本からやってきたために余計にそう思えるのかもしれない。持ってきた服の上着がほとんど黒なので、その太陽光線を集めてじりじりと暑い。たまらずショッピングモールで、白い麻のジャケットを入手。

 平日にもかかわらず、ショッピングモールはホリディシーズンで賑わっている。私はお目当てのDVDを探して、いろいろと歩き回るが、存外DVDは高い。ビデオの場合、国内との価格差が大きかったが、今はそうでもないらしい。というか、送料を別にすればamazon.comのほうが安いかもしれないにゃあ。

 まあ、ホノルルは観光地だし。もっと郊外にあるショッピングモールなら、もう少し違うのかもしれない。

下を見るとこうなるわけやね


ハワイ名物のホテルのラナイ(ベランダ)
ここで飲むビールは最高。

  朝ご飯は教授がそこらへんのABCストア(ハワイのチェーンコンビニエンスストア、おみやげから日用品までなんでも揃う)で買ってきたカップヌードルUSA市場向け。お昼は買ってきたベーグルとサラダ。飲み物は予め買っておいたダイエットコーク6本入り。
でも、レストランにはいるより気楽でずっとおいしい。

毎食、毎食、レストランではこちらの身がもたない。

それにしても、ワイキキ周辺の日本食レストランの台頭は凄まじい。しかもABCストアにはおにぎりも日本仕様のカップラーメンも日本の雑誌(日本と発売同時)さえもある。ホテルの部屋の冷蔵庫に「桃の天然水」があるのにはまいった!。 

 日本語の看板も多いし、パブリックな注意書きのほとんどが英語と日本語の併記となっている。日本の経済バブルが終わったとはいえ、まだまだワイキキストリートは日本人観光客天国。(ほかの島だとか、もう少し奥に入ると事情は違うんだけどね。)

 その日の夕方は、会議に関連するパーティ。ハワイでフランス料理フルコース。ハワイの土地の素材も使用した創作料理らしく、なかなかのお味(実際、このように洗練されたものがハワイで食べられるとはとちょとびっくり)。

 ワイキキの通りをちょっと離れるとこのようなグルメストリートができているらしい。ハワイ沖産の淡泊な魚を、ソテーして表面にこげめをつけたものが非常に美味しかった。

 それにしても、やはりここはアメリカである、としみじみ。ヨーロッパは勿論のこと日本のフランス料理屋と比較しても大声で喋るひとたちがたくさん。いやーみんな、元気元気

その2に続く