たれぱんだとハワイアンなレポートその2

3日目

 ホテルの部屋からまったくネットワークにはいれない。ちゃんとホテルの電話にはジャックを差し込めるのだが、ログインしてくれない。どうしてだかわからない。ホテルの従業員さんはそういったことには詳しくなのいので、訊いてもビジネスセンターを利用してくれというばかり。

 ホノルルにはインターネットカフェがたくさんあるので、そこにパワーブックを運ぶことにする。(そのままでは英語環境なんで。)

 そこで電話線貸してもらおうとしたが、考えたらインターネットカフェは専用線なのだ。ダイヤルアップによるログインはできなくて、ここでもネットワークには入れない…。一応親切な店員さんが、パソコンの会社に電話してまでなんとかしてくれようとしたんだけど。(TCP IPの設定だとかはその店員さんではできないようだった。)

 まあ、せっかく南の島に来たんだから、すべてを忘れることにしくはない。とうとうそこで諦める。

 午後は、映画にでかける。といってホテルの斜め前にシアターはあるし、平日の昼間なので4ドル50セントだし。
 Dangeons and Dragonsを見る。

 有名TRPGの映画化。あまりにも、あまりにもアメリカンなシーフな主人公と黒人の相棒、眼鏡っ子のドジな魔法使いがヒロインという、どこかで聞いたことがありそうな設定。おまけにロリータな女教皇や露出度の高い鎧を着たダークエルフの美女まででてくるし…。

 もしかして日本向けオタク市場リサーチの結果?というようなヤングアダルトRPGモノ小説のような映画だ。個人的には、ドラゴン自体にあまり威厳がないのがペケかな。冷房が効きすぎて寒い映画館の中だったので寝ずに最後までみる(寝たら凍死しそうでした←おおげさ)

 夜はRed Robsterへ。わざわざハワイにきて、アメリカのナショナルチェーンに行くのもなあ、と思うかもしれないけど。おいしいチチ(ココナッツミルクのフローズンカクテル)がとんでもない大きさだったのにびっくり!

コロナビアの大きさと比較すべし。
まるで、丼鉢なチチ


 

博物館からアロハタワーを眺めて

4日目

 この日はさすがに教授も一日お休みがとれるというので、アロハタワー周辺まででかける。トロリーに乗っての市内観光も兼ねる。

 アロハタワー周辺は再開発できれいなモールができている。ワイキキの浜辺付近の猥雑な雰囲気がない。ほんの少しだけだけど、洗練されている。

 モールをぶらついた後、側に民族博物館のようなものがあったので、入館してみる。

 古い帆船(途中で石油輸送船に改造されている)がおかれている。海がまるで特殊染料でも流しているかのような不思議な蒼碧色。まるでディズニーワールドの中の人口の池のよう。というのは逆の例えなんだけれど。きれいすぎて作り物めいている。


 教授のお目当てはひたすら「Footers’」である。ナショナルチェーンの居酒屋で、きれいなチアおねーさんが短いパンツをはいてサーブしてくれるという、オヤジキラーなお店である。(えりぐりが広く開いたTシャツで立派な胸も強調されている。)

 もし、行きたいひとがいたらメールでなら場所を教えませう。

 教授はここでスチームドシュリンプを食べるのが大好きなのだ。「蒸したえびくらい私でも作れる!」と思うが、まあこちらはねーちゃんのレベルのほうがしょぼいので仕方がない。

 コロナビアにライムを入れ込んで、気分はフロリダである。エアーコンディションされてない場所でのコロナビアは非常に美味しい。 

 

諸般の事情によりお見苦しいところはカット


 

 

ちっこいあさたれを連れて、帆船の中

 帰りにもう一度、アラモアナのショッピングモールに行き、私のお目当てであるDVD/ビデオショップに行く。X-MenThe three kingsのDVDとThe road to EL DORADOV(original series のビデオを購入。まだまだ欲しいのはあるけれど、きりがないのでそこで打ち止め。

その他フレーバー付きのコーヒーだの、マカデミアナッツチョコレートなど、定番のおみやげをグロッサリーストアで買いまくる。教授は本当におみやげを買うのが好きらしい。

 フレーバー付きのコーヒーを探していると、日系のおばちゃんがいろいろと親切に教えてくれたそうだ。

 5日目

この日は教授は座長をしなければならないので、会議へ。

ハワイでゆっくりできる最後の日なので、そろそろ写真撮影を本格的に。ABCストアで、造花のレイを購入してちゅうたれにかけてやり、撮影スポットを探してしばし散策。

コロニアルスタイルも美しいホテルシャラトンモアナサーフライダーのプライベートビーチカフェで撮影をしてると、ヘイと呼び止められる。

 カリフォルニアからきたというきさくなおじさんたちの質問責めにあう。

 まあ、ねえ、最新式に近いデジタルカメラでぬいぐるみを撮影している日本人ってのはヘンだろうねえ…。

 ヘンついでだから、「さがりおろう、これなるスタッフドアニマルはベアではなくジャイアントパンダの変種である。うちの大切な家族だ粗略に扱うでない」と英語で主張しておく。(こういうのは言ったモン勝ちだ。)

してはなるか!、負け戦である。(気合)

シェラトンモアナサーフライダーのカフェにて

 

浜辺のちゅうたれ。いつものことながらモデルご苦労

 ハワイで拾った情報誌に載っていた「スパムおにぎり」を探しに行く。
 SPAM mailの語源ともなったくらいポピュラーなハムの缶詰のスパムを厚切りにして、おにぎりの上にのせ、海苔ベルトで巻くというハイブリットな食べ物である。

 近年、ハワイでは人気とのことだ。ワイキキの通りをちょっとはずしたところにおにぎりの専門店があるということで、その店を探し出して購入。(スパムおにぎり自体はABCストアでも売っていた。)ハムを照り焼きにしておにぎりの上にのせてある面白い味。結構味が濃いけど、なかなか。
(日本に帰ってから作ろうということでSPAM缶を買って帰ったが、なんだ日本のスーパーマーケットにもあるじゃん。)

 後もひたすらビーチ沿いを散歩する。

 今日は日曜日なので、ビーチにはロコのひとたちも多い。ラケットボールとかビーチバレーをしているひとをぼんやりと眺める。手には屋台で買ったアイスカプチーノ。おじさんがウクレレをひきながら歌い出す。晴れて、日差しのあたる場所は暑いが、やしの木陰にはいれば、心地よい風がふく。………天国だ。

 今頃、福岡はどんよりと曇って寒いだろうな。

夜はまた立食パーティ。

ところが、会場のそばまで行くと、ドンジャンという中国風のドラの音爆竹の硝煙…。をを素晴らしいアトラクションか?とびっくりしたら、会議のパーティのほうではなく、どうも結婚披露宴らしい。ハワイには大きなチャイナタウンがあるので、そこのお偉いさんかもしれない。とにかく超ハデハデな結婚披露宴である。

 会議のパーティのほうはまあこじんまり、と。早めに抜け出すからという教授の甘い言葉に騙されて…食べ物には手をつけない。(結局終わりまでしっかりいたのだが)

 パーティがはねたあと、コーラルピンクカラーのロイヤルハワイアンホテルのクリスマスの飾り付けを見に行く。

 そこだけ別世界のような、しーんとした雰囲気のなか、珊瑚礁の貝で飾られた淡い色彩のハワイ風クリスマスツリー。ものすごく綺麗。

 ハワイ最後の日なので、そこでディナーを。パーティ用に一応きちんとした格好(といっても上着を着てハイヒールを履いていただけ)をしていたら、「店員さん」に間違えられてしまったよ(ぐす)。よっぽど大きな顔をしているのか?<わたくし まあハワイではみんな格好がカジュアルってことですね。

 ということで、観光(?)もせずひたすら景色だけを眺めて、本を読んで過ごしたハワイだったです。

 

 

コーラルスタイルクリスマスツリー
淡い色彩がいいね

帰りの飛行機で仕事をする教授にまとわりつくたれ
(私のコサージュをつけてご機嫌のあさたれ)

帰国後福岡空港にて、ハワイ帰りというのに、やたらに大きな荷物を持っている私たちは、空港の係官に不審に思われたらしい(冷や汗)。

 ただ、Pacifichem(今回の会議)には4000人からの日本人が参加し、福岡からも多くの研究者が参加しているので、会議の参加者である旨を言ったら、信用してくれて荷物までは開けなくてすんだけれど。

そう、その大きな荷物、たれぱんだが入ってるんです>係官様

(ぬいぐるみだらけの荷物なんて、まるで麻薬の密輸のように思われちゃうね。(冷や汗))