さて、いろいろなツアーも終わり。そろそろ帰国の用意もしなくては、というところで、書き残したことを少々。

オークランドはとてもきれいな街だが、長崎みたいな「坂の街」だ。

火山島に作られた街だけあって、アップダウンはとても厳しい。滞在したホテルが丘の上だったということも手伝って、どこに出かけるのもこの「坂」越えが必要ということに。

とはいえ、緑につつまれた街はとても暮らしやすそう。坂にもかかわらず元気に自転車を漕いでいる人もいるし。うん、元気だ。オークランドっ子。


ホテルから望むダウンタウン。
本当に景色のいい部屋だった。


ダウンタウンへの近道。
勾配が20°くらいあってマジにコワイ。

坂を下りてくると、国際都市。
いろいろなものが混ざり合って、
オークランドスタイル。

そして、特筆に値するのが食べ物。

豊富な農産物、畜産物を世界中に輸出している国だけあって、素材の新鮮さは折り紙つき。

バンケットでいただいた骨付きラムのローストは、まったく臭みがなくて、ラムというものへの偏見をあっさりと覆す美味しさ。

NZやオーストラリアのワインの美味しさもあいまって。(何故か滞在したホテルでは、オーストラリアワインばかりがおいてあった。シェフの好みなのかな)


こういった我々に懐かしげなお店も。
基本はコーヒースタンド。
中ではアニメDVDも販売されていた。


美味しいお寿司をテイクアウトして…


こういう木の下で食べたら、最高。


America's cup village
入り口に大きなヨットが。

そして港街だけあって、海産物も素晴らしい。種類こそ少ないものの、近海でとれる新鮮な魚が市場には並んでいるのだそう。

だから、通りには、あきれるほどたくさん「寿司屋」が並んでいるし、テイクアウトの寿司も売られている。(いまいち、回転寿司に客が入っていないのは、これだけ寿司屋が豊富な証拠かも。)

テイクアウトの寿司でも、海苔に対する偏見がないのか逆巻きにしない本格的な日本風の海苔巻き。お米もちゃんとしたジャポニカ米。
特にサーモンの海苔巻きは、フィレのように脂がのっていて、それなのに全然生臭みがない。日本のそこらへんのお寿司顔負けの美味しさなのである。

日本風の海老の天ぷらなども買えるし。ちょっとした昼ご飯にはぴったり。


このように素材に恵まれた都市なので、当然レストランもいい。とはいえ、週末、港に面したシーフードレストランは大変な賑わいで、予約なしでは1時間以上待たねばならない。時間の余裕がある時には、ワインをちびちびやりながら待つのもおつなものだが。

おすすめはAuckland Ferry BuildingにあるCin Cin on Quay
シーフードとグリルで有名なところだけど、特に前菜の牡蛎は、新鮮で最高。海のミルクの別称そのままに、柔らかく甘く。こちらもまったく生臭さがない。白ワインといっしょに頂くとしばし幸福感。


週末には、生演奏が入って、ものすごい盛況。



絶品のCin Cin on Quayのオイスター、
焼きレモンがそえてある。

もう一軒、同じくAuckland Ferry Building内にあり、ロブスター料理で有名な Harbourside Seafood Bar & Grilもすすめられる。しかし、帰国前夜、予約を入れても2時間待ちと言われて泣く泣く断念。
教授は最後まで残念がっていたが、次の日の出発が早朝なので、あまりに遅くなると朝が起きられないし。

仕方がないので、と恐る恐る入った日本料理店「大黒」が経営する居酒屋。(すみません、お店の名前忘れました)本店のほうはかなりの有名店だが、居酒屋のほうはリーズナブル。味は絶品といってもいいのに、お客さんがすくなかったので、ちょっと心配。ちょこっと入りにくい感じの店構えのせいかな。

日本式の居酒屋は、後からの料理の追加が簡単なので、肩が凝らない。ホッとするのも確か。残念ながらロブスターはなかったけれど、こちらはこちらで、新鮮な刺身を食べられてとてもgood。

(うーん、レポを書いている途中で、いろいろ思い出したらお腹すいてきちゃったよ。)


他のシーフード料理もなかなかの味
奧のほうのテーブルだったので、
こそっと写真が撮れたのはラッキー。

その10に続く