浜辺からワゴンに戻ると、あんなにいいお天気だったのに、すぐに雨が降り始める。相変わらずの猫の目のように変わるお天気。

そして、小雨の中に着いたのが、Parry Kauri Park ニュージーランド北島の生育する巨木Kauri(ナンヨウスギの仲間の針葉樹)のある公園と、開拓時代の村がある場所。

Kauriは丈夫でしかも加工性がいいために、マオリ族のカヌーに使われていたらしい。しかし、19世紀の開拓時代、巨木Kauriは、盛んに伐採されて一大産業となってしまった。家具材として非常に有用だったらしい。
そのため、樹齢千年以上直径数メートルの巨木が多数あったKauriの森は、次々に姿を消した。現在わずかながらに残された巨木たちの森は保護されている状態。

エントが聞いたら、洪水を起こしに来るかもしれないような話。


Kauri Park と開拓村博物館



これがKauri。雨の中にそびえたつ巨木。



最初の枝までの高さ、11.89m
直径7.62m
おおよその体積 43.1立方m
樹齢800年

シダの森の中にそびえたつ巨木は、雨に濡れてより濃い緑色。木々の爽やかな匂いがする。

その横には、開拓当時の家が博物館として残されている。博物館には入らず、我々は巨木と自然をながめつつのんびりと…。

公園には、小さな子供たちが遠足にきたりして、なかなかのどかでいい雰囲気だ。


伐採用の押し車に載せられている木の直径も大きい。


ピクニックですか?



近くには、牧場があって、羊がいるし。


これが壁一面の蜂の巣

Kauriの森で最後かと思いきや、もう一軒。やはりニュージーランド名物の蜂蜜屋さん。今回はY先生は同行していないので、残念。

ここでも蜂の巣の作り方などの説明があり、実際に蜂の巣の断面を見せて貰う。
いやあ、ものすごい数の蜂がせわしなく動き回る姿にはちょっと感動。

みやげものの巣の格好のままの蜂蝋の入った蜜にちょっと気になったが、同行者から「味のほうは、ちょっと」という意見を聞いて取りやめ。まあ、二人家族では蜂蜜は余してしまいそうだし。


で、そこでもいきなり「お茶」。本当に「午後のお茶」は欠かせないらしい。いや、私本当に満腹なんですがー。

好きなアイスクリームを注文していいと言われ、蜂蜜入りのアイスクリームはとても美味しそうだったのだが、さすがにパス。

同行者の中の大学院の女子学生さんが、しっかりダブルで食べていたのを見て、「やるな、おぬし」と感心。

ニュージーランドのアイスクリームは、とても美味しいので、食べられなかったのは残念だったなあ…。


戦利品(?)のワインにおおたれ家長もご満足。

その9に続く