一面に拡がるぶどう畑。
一瞬晴れていた時に撮影。

さて、メインイベントのワイナリーに到着。場所はMatakanaというところ。

ニュージーランドに点在するワイナリーの一つ。フランスのように格調高くカーブの中でテイスティング、とはいかないが…。

それでも、ちょっと酔っぱらってしまうほどのたくさんの種類のワインをテイスティングさせてくれる。小さなワイングラスとはいえ、6〜7杯を次々に注いでくれるのだ。

どれも美味しいが、それぞれ微妙に味が違う。香りについても、バラエティに富んでいる。やはりワイナリーツアーは楽しい。

NZはもともと白ワインの産地らしく、白のほうが美味しい。ただ、近年赤ワインも伸びてきているとか。まあ、ワイナリーで飲むワインはなんでも美味しいけどねえ。

ワインを注いでくれるお店のひとは、我々一行をいぶかしんでいる様子。みんな服装が地味でビジネススーツの人もいるので、観光客らしくないし。にこにこと楽しそうにしながらも、割と上品に物静かな雰囲気。「化学の学会で来たんだよ、」と説明したら、不思議そうな顔をしていた。


並んでいるボトルから、次々に注いでくれます。


ワイナリー。付属のレストランへの入り口。

テイスティングの後はランチ。(やっぱり食べてばっかりツアーだ。)さっきチーズをたくさん食べたお腹に、コース料理は少々重たいが…。

ランチには、運転手さんも参加。もちろん、飲み物は水だけど…。最初日本語が飛び交う日本人ツアーに、「本当に君たち楽しんでる?大丈夫?」などと言っていたが…。

そのうちに慣れてきたのか、みんなと談笑。というか、周りがちゃんと気を遣って英語で会話し始めたし。みんな優しい紳士淑女です。

デザートでは、初めてイギリス名物クリスマスプティングをいただく。もうすぐクリスマスシーズンだし。だけど、歯がとけるほどに甘くて…ギブアップ。

食事の後、お目当てのワインをすかさず購入。せっかくのワイナリーのに来たのだから。

しかし、周りを見ると荷物になるからという理由でまったく買い物をしていない。
うちだけ5本購入はちょっとだけ恥ずかしい…。(しかし、免税品店で購入したワインよりも、ワイナリーでワインのほうが、リーズナブルで美味しかったんだけどなあ…。せっかくワイナリーに行って、ワイン買わないのは勿体ないよね。)


オリーブオイルと食べるパンはワインによく合う。
料理よりもこちらが美味しかったかも。



波は高くて激しい。

すっかり意気投合した運転手さん、もしも時間があるのなら、予定されていなかった「My favorit beach」に連れていってくれるとのこと。

急ぐ旅でもないので、海を見に行くことに。
見渡す限りの白い砂浜。日本では、すでにこういう砂浜は存在しないだろうなあ。

まるでCM撮影用のバックのよう…。いや、喩えが貧困だが。


太平洋の波は高く、空はどこまでも抜けるように青く、沸き立つ雲は力強い。

波打ち際で靴脱いで遊んだり、貝を拾ったり。子供にかえって遊ぶこと一時間くらい。

学生ガイドさんとも、いろいろとお喋りしたりもする。
彼は日本ではアメリカンスクールに通っていたのだそう。現在はオークランド大学の音楽科に所属しているとか。

司馬遼太郎好きな彼は、そろそろ二つの国籍を一つに選ばねばならないそう。すでにニュージーランド籍を選ぶことを決めているそうで。まあ、この環境の違い、国際性の違いから考えても、当然かもしれない。



その7に続く