海から見るオークランドのダウンタウン

オークランド2日目。

教授は今日から学会。なので、ひとりでオークランドの街を散策。

オークランドAuckland。Orclandではないので、ご注意。人口約114万人のニュージーランド最大の都市。アメリカズカップが開催される"City of Sails" (帆の街)。巨大なヨットハーバーには、無数のヨットが浮いている。

人種のるつぼの国際都市。マオリ族の血を引くポリネシアンも、イギリス移民も、アジアンも。香港の中国返還を期に、たくさんの中国人が移住してきている。


オークランドは雨期にあたるためか、かなり雨が多い。雨が多いばかりか、天候の変化が非常に激しい。

朝、雨が降って、霧につつまれていたと思っていたら、急に晴れて、思いっきり青空が見えて強い紫外線を浴びたり…。

街を行く人々は慣れているのか、あまり傘も持っていないし。適当に雨宿りをしていれば、雨は通り過ぎるという感じだ。

気温も結構低い。日本が初冬なので、こちらは夏、と思っていたら大間違い。肌寒くて、革のコートが手放せない状態。



この両者の撮影時間が10分以内!!という不思議。


果物のキーウィの語源となったキーウィ鳥。
本物にはお目にかかれなかったけれど。

街には、寿司屋さんの看板がたくさん。回転寿司から高級日本料理屋まで、かなりのバリエーション。

お昼に立ち寄ったモールの中のフードコートには、寿司パックが一杯ならべられていて、結構美味しそう。

なにしろ目の前が海だから海産物は新鮮。日本と比較しても遜色はない。(というより、日本にはここらで採れた海産物が運ばれている。)種類こそ豊富にはないが、「鯛」や「サーモン」はとびきり上等らしい。


街を歩き回るのにも飽きたので、港へ。ハーバークルーズに試しに乗ってみよう。

オークランドの海は、特徴的な灰緑色。非常に不思議で微妙な色をしている。写真でこの微妙な色が再現できていないのが悔しいが。この海を眺めるだけでも、楽しい。たくさんの人が簡単なランチを持ってベンチで食べていたりする。

ハーバーで お手軽に目の前のランギトト島などへ連れていってくれる2時間の湾内周遊クルーズお茶つきを選び、乗船。(その時はお天気もいいし。)

まずクルーズ船はハーバーブリッジへ。



実は残念なことに私が乗ったのはこの船じゃなかった。
クルーズ船の中では一番かっこよかったんだけど。



赤で囲んだ中にいるのがジャンパー。

シティとノースオークランドを結ぶハーバーブリッジは、オークランドの大動脈。この橋は日本の企業によって架けられたものだとか。だからニュージーランド人は東洋人を見るとまず国籍を尋ねる。そして日本人だとわかると、必ずこのハーバーブリッジの話を始めるのだ。(実際何人もの人から、国籍を尋ねられ、面映ゆい賞賛をうけた。)

で、船が通りかかると、このハーバーブリッジでニュージーランド名物バンジージャンプをやっていた。

わざわざ船を止め、パイロット室のとなりから写真を撮らせてくれるのだから、サービス精神旺盛というか…。しかし、よくまあ、あんな高いところから飛ぶ気になるなあ。見るだけでぞくぞく。
私は絶対に願い下げだ。


後は、アメリカズカップ・ビレッジや、膨大なヨットが置いてあるヨットハーバーに立ち寄りつつ火山島のランギトト島まで。

放送による英語ガイドは少々訛りが混じっていることもあって残念ながら30%くらいしかわからないけれど、暖かいコーヒーは美味しいし。海風は気持ちいいし。ひとりで出かけるにはなかなかかも。

で、一人でそうやって楽しんでホテルに帰ったら、いきなり雷が鳴って土砂降り。いやはや、この天気の気まぐれにはまいったまいった。



ひとりなのでなかなかたれの写真は撮りにくい。

その5へ続く