アンゴラウサギの
マスコット看板だけど、
あまり可愛くない。

洞窟で土ボタルを見た後は、アンゴラウサギの見学に。

アンゴラウサギもニュージーランドの特産らしく、そのフワフワの毛で作った下着なんかがよく売られている。

ケイブからは車で5分もいかないところ。続く田園地帯に、あまり洗練されているとは言えないウサギのマスコットの看板がぽつんと立っている。この看板がなければ普通ののんびりした農家の一軒家にしか見えないが、アンゴラウサギの専門店とのこと。

で、文字通りのうさぎ小屋に飼われているアンゴラウサギを一匹とりだしてきて、その思いっきりふわふわでもこもこの毛を刈りとるところを観光客に見せてくれるんである。よく羊で毛の刈り取りを見せてくれるんだが、アンゴラウサギは珍しいとのこと。

店員さんはとても慣れた手つきでうさぎを拘束し、バリカンで手早く毛を刈っていく。ただし、1グループにつき半分だけ。ウサギさんのギャラは高いのだ。

なんとなく酷い気もするのだが、長すぎる毛を刈ってもらえるのはウサギにとっても気持ちいいということ。(と、ガイドさんが強調していたが、本当なのか?)まあ、その後に風邪ひかないかちょっと心配じゃあるけれど。

その後は大人しいアンゴラウサギを一匹連れてきてくれて、撮影会。ふわふわのもこもこなその姿はまるでぬぐるみのようで、動くのが不思議なくらい。そっと毛に触ると、気持ちの良い柔らかさ。

あまりの可愛らしさに必死で撮影をしていたら、もう時間だから行きますよー、と。えー、全然アンゴラの買い物していないんですけれどー。(^^;;;

ニュージーランド人は本当に商売っ気が薄い。なにしろワイトモケイブで蜂蜜を買おうとしたY先生は、街のスーパーのほうが安いからやめろ、と店員さんに止められたらしい。それで商売になるんだろうか?


あっという間に半分だけ毛が刈られてしまう


ふわもこうさぎ。
どっちがぬいぐるみなのかわからないね。



レストランの前は、大きな庭になっていて、
とてもいい撮影スポット。

シャイアってこんな感じ?

で、ウサギもそこそこに連れて行かれたのはお昼のお食事のステーキハウス。

オプショナルツアーについてくる食事なんて、大抵大味なだけだし、ここのレストランを利用するのは日本人の観光客が90%なんですよ、と言われてたので、味のほうには期待していなかったら…。意外といってはなんだが、非常に美味しい。一人一枚ずつのステーキに、サイドディッシュと飲み物、デザートは取り放題という豪華な内容。

その場で炭火で焼いてくれるステーキは本格的だし、ご飯にみそ汁まであるというサイドディッシュも大変に美味しい。テーブルに醤油が置いてあるのが、日本人向けということなのか…。


土ボタルはすごかったねえ、などと話を弾ませながら、ツアー同行者とともに楽しくお食事。

で、食事といっしょに飲んだワインのせいか、見晴らしのよい高速道路に揺られているせいか、よい気持ちでうつらうつらしていると…。

ワゴンの一番後ろではY先生は明日の発表の資料作成。ちょっと気分が悪くなるねえ、などといいつつ、パソコン打っているもんなあ…。
さすが、というか、根性というか…。まあ、明日に間に合わないと大変だから仕方がないんだけど。

日本人をよく知っているガイドさんもびっくりだったかも。



ホビットよろしくたくさん食べて、あとはゆっくり

その4へ続く