札幌四日目 小樽


プロ道民への第一歩、ガラナ

3日目。工事中の東横インに残っても、いいことはないので、さっさとチェックアウトして、小樽へと急ぐ。台風が近づきつつあるということで、この日はあいにくの雨模様。傘を持つ手に、「澁澤龍彦空想科学博物館」が重い。

丁度、快速が出発したすぐ後だったので、急ぐ旅ではなし、普通列車でゆっくりと。駅で、ガラナという清涼飲料水を買う。これも北海道限定商品なのだそうだ。プロ道民は「ガラナ」と「白い恋人チョコレートドリンク」を飲まねばならないらしい。本当はキリンではなくて、別のメーカー(名前を失念)がいいらしいのだが、残念ながら見つけることができなかった。


コーラの三倍のカフェインが入っているということ。なるほど、それで、缶が赤いのか。←コーラの缶も赤いです。
味も少しコーラとドクターペッパーの中間くらい。これで、私もプロ道民にほんの少しだけ近づけたようである。

小樽について、すぐにホテルにチェックイン。喫茶店で一休み。台風の動向がきにかかるところ。
しかし、せめて小樽の運河くらいは見て帰らねば。それに、そろそろお腹も空いてきている。

駅をランプが飾っている


古い倉庫は観光用のお店に

小樽は海産物の街なので、有名な寿司屋横町という寿司屋が並んでいる通りがある。華やかなショーウィンドウには美味しそうな海鮮丼などがならんでいて、食欲をそそるのはそそるのだが…。なかなかのお値段。東京から来れば、普通に感じるのかもしれないのだが、同じく海鮮がリーズナブルに食べられる博多からきた人間にはちと勿体ない。

運河を散策するうちに、ちょっとレトロな感じの居酒屋を見つける。そこにはお昼のランチ380円の値段表が…。大学生協より安い値段で、一体どんなものがでてくるのだろう?これはもう好奇心のほうが勝つ。また自家製地ビールというのもなかなかそそるものがある。


で、たくさんの寿司屋を振って、海鱗丸に入る。
私の好物のさんまも季節なので、さんまばっかりコースとお昼のほっけ定食を頼む。

さんまのコースは大変美味しく、その量は半端じゃない。煮物、刺身、焼き物、揚げ物、酢の物、さんまのタルタルステーキ、さんま握りにソバまでついている。さんまのタルタルステーキというのは初めて食べたのだが、ワインの香りでくさみが消え、滋味溢れる美味しさだった。

また最後のソバがソバ粉百パーセントの自家製とかで、そばの香りがぷんとする。そば好きとしては大変うれしい。

好奇心で頼んだ380円なりのほっけ定食も、ご飯みそ汁煮物までついて。うーむ、これが近くにあったら通っちゃうよー、と叫ぶような美味しさ。大正解である。
昼間っから飲んだビールも、生酵母の入ったフェッヘヴァイツェンスタイルで、素晴らしい。


運河でおおたれ撮影


小樽地ビールで乾杯

後は、観光客らしくガラス店などをひやかすが、まあ、琴線にふれるものはなく。ホテルのロビーに飾ってあったベネチアングラスの骨董品は…まあ、ここには置いていないだろうし。
司葉さんから聞いていた、昔のガラスの浮きの小さな模型があったので、それだけを購入。現在はガラスではなくプラスチック製のものが使われているらしいが、青いガラス玉に麻の網を張った姿は情緒がある。

台風は、近づきつつあるはずなのに、意外と風が強くない。いつのまにか雨も止んでしまった。
やはりうちの気象コントローラー「とくたれ」が暗躍しているのだろうか。


夏ということもあり、ソフトクリームには誘惑されるが、すでに思いっきり昼ご飯をつめこんだお腹にはもうなにもはいらない。

台風なので、遠出もできないし、ホテルの部屋にもどることに。ここのホテルはシティホテルなのに大浴場がついている。つでにミストサウナなんかも。

これは疲れがとれるので嬉しい仕様。


これだけで380円というのはびっくり。


今日は快晴

夕方も、昼間の海鱗丸へふたたび。しかしお昼に食べ過ぎているんで、あまり入らない。

うーん、小樽のすしが食べてみたかったのに〜。お寿司の全国宅配などという珍しいものをやっているんで、自宅でネットで頼むことにして、夜は軽めに。

それでも美味しいので結構食べちゃったんだけど。さすがに北の海産物は美味しい。ホタテの刺身なんか柔らかくて甘くて絶品。


海辺への道をそぞろ歩いて、小樽の夜も終わり。夜は観光客も少なくて街は静かだ。札幌からそれほど遠くないので、日帰りの客が多いんだろうな。

最終日、後は帰るだけ。結構心配した台風はしょぼしょぼと消えてしまったらしく、この日は快晴。

車窓から見える海も色を取り戻して青い。波だけは激しく、岩にたたきつける様子が珍しい。私が夢中になって撮影していると、横では配偶者がヨーグルトなんぞ食べている。しかも、せっかくのよそいきのワイシャツをブルーベリーの色で染めちゃうし。


さて、空港へは再びJRで。


北海の荒波。かなりの迫力。

JRは小樽からそのまま千歳空港へまっすぐ。

最後に空港でおみやげ(といっても自家用だけど)のお寿司とチョコレートを買って、北の大地を離れる。

おつきあいいただいた司葉さん、ねこまさん、楽天丸さん、TAKO'Sさん。本当にありがとうございました。
お陰でとても楽しい旅行になりました。

おわり

たれぱんだフォトギャラリーへ

世界征服若手の会に戻る

トップページに戻る